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炭素繊維/複合材料
炭素繊維強化熱可塑性樹脂「パイロフィル®ペレット」は、金属代替の用途として適用可能な強度と弾性率を有し、寸法安定性、耐熱性、耐磨耗性、耐疲労性に優れ、また導電性が高いことから電磁波シールド性にも優れるため、電気・電子部品、精密機器などに利用可能な各種高機能グレードの開発を進めております。

炭素繊維の一層の高性能化と、高機能性の付与、効率の良い生産方式の開発を中心に研究を行っています。又炭素繊維の品質と原料プレカーサーの品質とは深い関わりがあり、一体となった技術開発が不可欠です。主な研究テーマは(1)炭素繊維の微細構造形成の研究、(2)炭素繊維と樹脂との界面での相互作用の研究、(3)プレカーサー焼成時の反応性と炭素繊維性能発現性などの基礎技術開発から、(4)生産性の向上といった製造技術開発まで多岐にわたっています。
これらの研究活動を通じて、スポーツ用途・航空宇宙用途、さらには、高圧圧力容器・風力発電用風車ブレード等の産業用途、自動車用途等に最適な炭素繊維の開発に取り組んでいます。

UDプリプレグ
UDプリプレグ
炭素繊維は単独で使われることはほとんど無く、通常、樹脂と複合化し、使用されます。多くの場合、炭素繊維と樹脂からなる中間材料を作り、これを成形、硬化しますが、炭素繊維を並べたシート状の材料に樹脂を含浸させたプリプレグが最も一般的な中間材料です。当社はスポーツ用、航空機用、産業用等の様々な用途に適したプリプレグ用樹脂技術・プリプレグ製造技術開発を中心とした研究を通じて、一層多様化するユーザーのニーズにマッチした中間材料製品開発を進めています。

ゴルフシャフト
ゴルフシャフト
代表的な炭素繊維を使った加工品としてはゴルフシャフト、印刷用ロール、圧縮ガス用タンク、鉄道車両・自動車部品等があります。当社では、炭素繊維・樹脂・中間材料の研究成果と有限要素法等の手法や3次元CAD等のツールを活用しながら、様々な分野での加工品・加工技術の研究を進めています。

燃料電池用拡散層
工業用途展開の一環として開発を進めてきた高分子電解質型燃料電池用のガス拡散層(GDL)については量産化の目処をつけ、量産化製造ラインを豊橋事業所内に設置しました。現在は各社燃料電池に適応した製品開発、生産性向上技術開発等、様々な研究を行っています。

炭素繊維の高性能化、応用技術開発の進展に伴い、炭素繊維製品も益々多方面に使用されるようになり、自動車、家電分野等の身近な分野にも多量に使用される段階に近づいて来ています。今後、そこで発生する廃棄物の処理、リサイクル問題の対処に向けて、取り組んでいきます。
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